2008年4月12日:東京六大学野球春季リーグ・立教大学vs慶応義塾大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
慶応義塾大学 0 2 0 1 0 0 0 0 0 3
立教大学 0 0 0 1 0 2 0 0 1X 4

STARTING MEMBER
慶応義塾大学 立教大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 山口 1 中山
2 渕上 2 渡辺
3 青山 3 田中
4 梶本 4 二場
5 今福 5 末藤
6 漆畑 6 大林
7 小野寺 7 小笹
8 坂本 8 戸村
9 中林 9 五十嵐

PITCHERS
慶応義塾大学 中林→●村山
立教大学 戸村→菊池→菊沢→○山神

CHANGE
慶応義塾大学 今福→村山(7回裏投手)
中林→竹内(7回裏左翼手)
立教大学 戸村→菊池(3回表投手)
菊池→菊沢(4回表投手)
菊沢→浅山(6回裏代打)
菊沢→山神(7回表投手)
山神→小林大(9回裏代打)

HOMERAN
立教大学 末藤(6回裏2ラン、中林)

 投打の主力が抜けた慶大、 打の主力が抜けた立教。 なかなか楽しそうな試合です。
 立教先発ですが、3年戸村投手とは 少し意外でした。で、内容は… 走者出さない時は凄くいい ピッチングをするのですが、 走者出すとばたばた…。 精神的に弱い部分があるのかなあ。 2回表に慶大3年梶本選手のヒットに 4年今福選手が四球で出て、 犠打で二、三塁にすると、 3年小野寺選手がスクイズ。 これを1年大林選手が悪送球してしまい、 一塁もセーフになってしまいます。 更に四球を出した後、3年中林投手に犠飛。 慶大は手堅く点数を稼ぎます。 3回表に2年青山選手のヒットと 四球で走者を溜めたところで、 戸村投手は降板させられてしまいました。
 交替した4年菊池選手は 3回表のピンチは切り抜けます。 が、4回表に、小野寺選手と4年坂本捕手に 四球を出し、更に走塁妨害(!)で それぞれ進塁したところで、 2年菊沢投手にスイッチ。 が、2年山口選手の内野ゴロで 慶大が更に1点追加。 本当に手堅いなあ。
 立教は3回まで、3年末藤選手の ヒット1本のみだったのですが、 4回裏。2年田中選手がヒットで出て、 進塁打で二塁へ。ここで3回に 失策をしてしまった大林選手が 汚名返上の適時打。これで 1点返します。
 その後は双方走者を出すものの、 その先が生かせない状態で、 正直寝そうになった6回裏。 立教は田中選手の二塁打が 出た後、末藤選手がかっ飛ばします。 本当に目を覚ましてくれた2ラン。 同点に追いついて試合を面白くします。 その後も失策で走者が出たのですが、 続かず。
 その後、慶大は3年村山投手に、 立教は3年山神投手にスイッチし、 走者が出ても返せない膠着状態。 村山投手はサブマリンで打ちにくそう。 山神投手はいい球ばんばん投げてました。
 そして9回裏。 山神投手の代打、2年小林大亮選手が いきなり二塁打を放ち、一気に 立教が盛り上がります。 慶大はここで3年五十嵐選手を敬遠。 確かに塁を埋めた方が、 アウトはとりやすいでしょうが、 正直、五十嵐選手ってあんまり 打力のある選手ではないので、どうなのかなあと。 しかも回ってきたのはセンスの高い 3年中山選手。 で、その中山選手がが、やってきました、 バントの構えからバスター。 3年漆畑選手が反応して捕ったのですが… きっと慌てていたんでしょう、 併殺取ろうとして、二塁への送球をしたら、 なんと悪送球。 ボールが転々としている間に、 立教がサヨナラ勝利のホームイン。
 漆畑選手はこの日は当たりもなく、 失策も2つ。珍しく調子が悪かったです。 いい選手なのは知っていますので、 このままで終わるとは思っていませんが、 この日は本当に厄日だったんでしょうね…。
 慶大の方で印象に残ったのは梶本選手。 元々打撃はいい印象でしたが、 この日も2安打。ただ、全体的に 小粒になった感が。まだまだ これから、でしょうかね。 投手はあんまり心配なさそうです。
 立教の方で印象に残ったのは田中選手。 内野安打もありましたが、この日は3安打。 昨年立教の3番を張っていた 田島選手の穴はどうなるのかと、 ちょっと心配していたのですが、 心配しなくても出てくるものですね。 後は昨年4番の五藤選手の穴ですが… この日は4年主将二場選手に 当たりがなかったんです。 こっちは心配ですね。 投手ですが、山神投手がとにかく 良かったです。菊沢投手も 派手ではないですが、 きっちりしめてくれるので、 中継ぎとしては合格でしょう。 あとは…戸村投手がなあ…頑張れ。